妊娠中もOK?食品添加物の安全性が気になる

子育て
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「食品添加物」と聞くと、みなさんはどんなイメージを持ちますか?
「なんだかカラダに悪そう・・・」
「食べ過ぎるとがんの原因になる」
なんて悪いイメージが多いのではないでしょうか?
特に、妊婦さんや小さいお子さんを育てているお母さんは気になりますよね。
「食品添加物」の正しい知識を身につけて、家族の安全を守りましょう。

情報に流されないで。食品添加物は怖いものじゃない!

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結論から言うと、日常食べているものに含まれる食品添加物は体に影響を及ぼすことはとても少ないのです。
「食品添加物はからだになんだか悪そう・・・」というイメージばかりが先行していますが、
食品添加物が食品に使われるまでには、さまざまな試験をクリアした上で量もごくわずかしか使用できません。
たとえ小さな子供や妊婦さんが食べても問題ない、という確かなデータの元食品添加物が使われているのです。
では、なぜ食品添加物がこんなに悪者扱いされているのか?
それはイメージばかりが膨らんで情報が氾濫してしまっているからだといえます。
例えば、
テレビなどのメディアで「マーガリンのトランス脂肪酸がアメリカで禁止された」と特集していた。
スーパーに並ぶ調味料のパッケージに「無添加」とアピールしてある。添加が悪いこと、という裏返しに思える。。。
学校などの公的機関でも「食品添加物の少ない食材を選びましょう」と教えられる。
このように正しい知識が少しずつゆがめられたり、必要な情報が欠落したまま食品添加物という存在がイメージづけられたのでしょう。
繰り返しになりますが食品添加物は「日常的に食べても問題ない」という検査をクリアした上で、使用料はごく少なくして市場に出されています。
食品添加物が問題となる場合は、常識を外れた「過剰な接種」であるだけです。
 
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ソーセージやハムなどの加工肉も体に悪いって聞いたけど・・・

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では、健康に影響するような食品添加物の「過剰な接種」ってどのくらい?
と疑問も思う方も多いでしょう。
食品添加物とよく問題視される「ソーセージ」や「ハム」を例に挙げて考えてみましょう。
2015年に世界保健機関の国際がん研究機関というところが、ソーセージやハムなどの加工肉を食べるとがん発症のリスクが高まると発表しました。
このことは大きくメディアに取り上げられ、心配になった人も多いのではないでしょうか。
しかし実際にソーセージやハムを私たちが普通の食事で食べる範囲では、がんの原因になることはきわめて低いです。
日本人の平均的な食事をしていれば、影響はない、影響があった場合でも小さい。という日本の国立がん研究センターはこの騒動を受けて発表しています。
つまり「フランクフルトやハンバーガーを毎日食べる」といった極端な食生活をしない限りは、過度に心配しなくてよいということです。
国際がん研究機関によると、加工肉を毎日50g食べ続けた場合に大腸がんのリスクが18%高まると研究結果を発表しています。
一方、日本人がソーセージやハムなどの加工肉を一日に食べる量は平均13g程度です。
約4倍程度の量を食べてはじめて、がんのリスクが18%高まるということですから、ソーセージやハムが即がんを引き起こすなんていう考えはあまりにも現実離れしたものだとわかるでしょう。
 
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妊娠中は食品添加物を食べないほうが良い?

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妊婦さんの食べたものは胎盤を通じて胎児へと運ばれます。
妊婦さんは胎児にちゃんと栄養が届いているか?食べ物が胎児の体に悪い影響を与えないか心配になるものです。
私自身も妊娠中は食べる食べ物について「これは胎児に影響ないか?」としょっちゅう気にしたものです。
妊婦さんとはいえ一般的な日本人の食事をしている限り、食品添加物が影響を与えることはありません。
もし「過剰摂取にならないか?」と心配になった場合は、
同じものを毎日食べ続けない。同じ食品に偏らない。」ということに重点を置けば問題ありません。
一日の中での食事、一週間、一か月を見渡した食事の内容で、同じ食べ物を続けて食べ続けなければ安心なのです。
一言でいえば「リスク分散」という考え方です。
どんな食事でも、一回の食事で体にや胎児に影響が出るような成分はありません。
逆にどんな食品でも、摂りすぎると体に悪影響を及ぼします。
例えば塩は体に必要な成分ですが、摂りすぎると体に悪影響です。食品添加物もその考え方と同じ。
食品添加物の安全性をテストする際には、胎児に影響しない「無毒性量」が定められています。そして実際に食品に使われる際は、その無毒性量よりもはるかに少ない量が「使用基準」に定められるのです。
こういった背景から食品添加物は日本人が日常的に食事する範囲では十分、安全性が高いといえるのです。
 
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食品添加物と上手に付き合うために~まとめ

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食品添加物について、過度な心配はいりません。
わかりやすくその理由を下記にまとめてみたので、おさらいにどうぞ
・食品添加物は安全性が確認された量のさらに少ない量が「使用基準」に定められている。
・日本人の一般的な食事をしていれば、メディアなどで問題視された食品も特に影響はない。
・偏った食品を毎日とり続けることを避け、いろいろな食品をバランスよく食べていれば妊娠中も安心。
なによりも「いろんな食品をバランスよく」ということが大事だと私は考えます。
牛乳や卵、豆腐など頻繁に食べる食材については、毎回購入するブランドやメーカーを変えるということも一つのリスク分散になります。
食事のメニューを変え、食材を変え、食品のメーカーを変え、多彩な食卓を囲んでいればきっと、食品添加物は私たちの見方にもなってくれますよ。

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