小学校の家庭訪問のマナー☆先生に出すお菓子や質問内容のポイントは?

子育て
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小学校の入学式や始業式がおわって、ホッとしているのもつかの間。

日本の多くの小学校では、だいたい5月くらいの時期に家庭訪問が実施されます。

 

先生も一軒一軒のご家庭を訪問されるのは大変でしょうが、保護者も家の掃除やお茶菓子や諸々の準備が気になりますよね。

 

今回は小学校の家庭訪問について、うちの長女のときの経験(小学校1年生)も交えながら、さまざまな情報をご紹介していきます。

そつなく、スマートに先生をお出迎えいたしましょー♪

 

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小学校の家庭訪問の目的って一体なのだろう

そもそも、なんで家庭訪問ってあるのでしょうか?

わざわざ児童の家を一軒一軒たずね歩くなんて、先生方も時間と労力がかかりますし、小学校での授業時間もその分ほど削られることになります。

保護者にとっても、先生が家に入るとなると気を使いますよね。かといって自分の家だけ拒否することもできないし・・・

 

家庭訪問の意味がない、デメリットも多い、ということで実施を廃止された学校も全国で一部はあるようです。しかしいろんな議論は持ち上がりながらも、現在でもほとんどの学校では毎年粛々と家庭訪問が春先におこなわれているのです。

 

教職を長くやってこられた知人に伺うと、家庭訪問のメリットはやはりあるようです。

 

ひと昔前では、家庭訪問の目的として

「家庭環境を教師が把握して、児童の教育につなげるため」ということを一番に掲げていました。

 

しかし現在では、家庭訪問が個人のプライバシーにも関わるため

「児童の住居の位置を把握し、緊急時などに活用する」ことを目的としているとのこと。

 

その教員の知人によると、児童がけがをしたときなど家まで送り届けたりするケースもあり、家庭訪問はそういった何かのときのために、意味のあることなのだとか。

また、家の玄関先を少し見ただけでも、「ちょっと気になる児童」の場合は児童虐待などを発見できるメリットもあるそうです。

(しかし、そんな家庭ほど家庭訪問を拒否する傾向にもあることが難しい点らしい。。。)

 

 保護者としては、

「スマホや地図で見れば家の位置なんて分かるでしょ!」

「先生が家に上がるなんて迷惑だわ・・・」

という不満の声もありますでしょうが、家庭訪問は一定の意味があるのだと受け入れ、先生を笑顔でお招きしましょう^^

 

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先生へお出しするお菓子や飲み物のポイント

学校によっては、「お菓子やお茶は出さないでください」と書面にてお知らせがある場合もありますね。

そういう学校側の気使いでもあれば良いのですが、特になにもない場合には先生を家の中にお通しし、お茶やお菓子をお出しすることもマナーです。

 

先生は一日数軒の児童の家を訪問されるので、たいていの場合は何も食べず何も飲まずに帰られるのですが、自宅にこられたお客さんをおもてなしすると考えて、先生にも飲み物とお菓子を出す方が無難です。(たとえ形ばかりと分かっていても)

 

お菓子や飲み物にもいろいろあり、どんな内容ものが良いのかはそれぞれの保護者や先生の好みによるところが大きいです。

 

が、昨年娘の家庭訪問を経験して知った一つのポイント。

 

それは、

個包装のお菓子や、未開封のペットボトル入りの飲み物が先生側からは好まれる(かも)

ということです。

 

教師をしている私の友達(30歳前後)によると、各家庭のカップに注がれたお茶やコーヒーって

「キレイなカップなのか?衛生面ダイジョウブか・・・?」

と心配になるようです。

(そういう心配もあるので、彼女はゼッタイに家庭訪問で出されたものに手を出さないとか。笑)

 

確かに、自分が担任をしているクラスの児童の家庭とはいえ、知り合って1か月くらいのよく知らない家で出された飲食物を口にするのに抵抗を感じるって・・・よく分かります。

 

若い先生ほど、そういう傾向があるのかもしれません。

「これはなかなか、家庭訪問で参考になる話だ」と私も納得したので次年度からも「個包装&ペットボトル」のおもてなしを取り入れたいと思っています。

 

「先生をおもてなしするのに、個包装だと見た目がいまいち・・」と気にされる方もいるかもしれませんが、

 

・お茶請けのお皿に包装されたお茶菓子

・ペットボトルのお茶やコーヒー

・グラス

 

をセットにしてトレーに載せてお出しすれば、見た目もキレイにまとまります。

ペットボトルの飲み物を注ぐ、グラスやカップを一緒に出すのがポイントですね。

 

ちなみに、昨年の娘の家庭訪問では、お出しした個包装のお菓子に先生が手をつけられなかったので、その個包装のお菓子をそのまま小さな紙袋に入れて、先生にお持ち帰りいただきました

うちの娘の小学校では、そうやってお菓子を手みやげに持たせるご家庭も多いと聞いていたので、私も例に習ったわけです。

個包装のお菓子ならば気軽に「学校に戻られてからでもどうぞ」と帰り際先生に渡しやすいです。

 

あんまり先生にいろいろと差し上げるのに抵抗がある方もいらっしゃると思いますので、それぞれの小学校の雰囲気に従って判断されたら良いでしょう。

 

 

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「玄関先で」と言われても先生を家に上げるべき?

これも学校によっては、「家庭訪問は玄関先で」とお知らせが配られるケースもあります。

 

そんな場合でも「どうぞお入りください」と言うべきかどうか?

 

答えはケースバイケース、保護者の方が先生に上がってほしいのなら言えば良いと思います。

マナーとしては、家庭訪問と言っても先生は家に来られたお客さまですから、家に上がるようにすすめるのも一つかもしれません。

 

しかし、学校全体で玄関先での家庭訪問、と決まっているのでたいていの場合先生はお断りされるでしょう。(これも先生によりますが)

 

玄関で座ってお話しすることになる場合には、ちょっとした座布団を用意しておくと保護者の気遣いをアピールできますよ^^

 

しかし、「家庭訪問は玄関先まで」と分かっている場合についても最低限の掃除は済ませておくことがおすすめ。

 

先生は、いろいろな児童のいろいろなご家庭を見て回れた経験があります。

玄関先を見ただけでも家庭の様子などは伝わるところもありますので、その点を考えていらない靴を片付けたり、amazonの段ボール箱を処分したり、整理整頓しておきましょう。笑

 

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子供部屋まで見て帰る先生もいるって?

先生の中の一部には、家庭訪問でリビングや和室に上がるだけでなく、児童の子供部屋までチェックしていく方もいらっしゃるそうです。

 

実際娘の小学校でも、子供部屋や勉強机が置いてある場所に入った先生が過去にいたそうで、意外に身近にそんな例があるのだと驚きました。

 

子供部屋に入るかどうかは、もはや学校の方針というよりも先生個人の教育観・趣味趣向(?)によるものだと思われます。

 

娘の小学校で子供部屋まで入った先生は、家庭での勉強机を見て家庭学習のアドバイスをなさったのだとか。

 

そんな家庭訪問を「ありがたい」と思う保護者もいれば、「そこまでするか」と迷惑がった保護者もかなりいた模様。そりゃそーだ。

 

「今年度わが子の担任になった先生は、過去どんな家庭訪問をしたのか?」担任の先生の情報について、他学年の保護者から聞き出しておくと安心ですね。

ご心配な方は念のため、家庭訪問の日は子供部屋の掃除も済ませておきましょう・・・

 

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先生が家庭のトイレを使う可能性は?

基本的に、家庭訪問に来られた先生が家庭のトイレを使われることは稀です。

一日数軒の家庭を回る途中に、コンビニなどに寄ってトイレを済ませられたりするようです。

 

ですので家庭訪問において、トイレの掃除をそんなに気にかける必要はないです。

 

とはいえ私も娘の家庭訪問の時には、玄関と先生を通す和室、お茶菓子を運ぶ時にちら見えするかもしれないリビング、庭周りとプラス、トイレを掃除しておきました。

(結局家の一階スペース全部ですね・・・)

 

トイレをキレイにすると運気が上がるとも言われていますし、使用する可能性がなくてもトイレを掃除しておくと気分も良いものです^^

 

スピリチュアル面で、家庭訪問の時にはトイレを掃除するのはおすすめです。笑

 

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家庭訪問で先生に質問することを考えておこう

家庭訪問では「家の掃除をしなくちゃ」「お菓子は何を出そう」なんてことばかりに目を向けがちなのですが、肝心の「先生に何を聞きたいか、どんな質問をするか」ということもあらかじめ考えておくことが大切です。

 

特に小学校1年生の家庭訪問では、学校での授業のこと、教育方針や行事など、自分の子供のこと以外の学校周りの質問内容もピックアップしておくことがおすすめです。

 

というもの、

家庭訪問の時期はだいたい5月くらい。

小学校に入学してまだ1か月程度のため、先生自身もその児童のことをよく分かっていない可能性もあります。そうすると、家庭訪問で話す話題が意外になかったりする。。。

 

20分程度の家庭訪問って、「一対一」で先生と保護者が話をするので短いようで、話題がないとなかなか長〜いのです。

 

先生も児童についてあまり話すことがない、となれば、保護者からいろいろと質問すると沈黙もなく、学校の情報も得られるので一石二鳥というわけです。

 

娘の家庭訪問のときも、前もって「担任はあんまり話さない」と聞いていたので私は矢継ぎ早にいろんな質問をして間を持たせました!笑

 

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おわりに

さあ、家庭訪問について心構えはできましたでしょうか?

 

家庭訪問はなにかと気を使って面倒もあるのですが、

「これから一年間わが子をお預けする担任の先生と、自分のテリトリーでお話しできる」機会は、ある意味ではチャンスと考えることもできますね。

 

先生をやたらとおもてなしする必要はまったくなく、そつなくさりげなく気遣うことができたら100点です!

 

子供が小学校でよりよい生活が送れるように、家庭訪問を利用する気持ちで頑張りましょうね^^

 

この記事がみなさまのお役に立てれば幸いです。ここまで読んでくださりありがとうございました。

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