インフルエンザ予防接種は子供も1回でOK?

スポンサーリンク

インフルエンザ予防接種は子供も1回でOK?

10月下旬ですが、インフルエンザが早くも流行りはじめているとか。筆者の住む近所の小学校でも一人発症。県内の高校でも学級閉鎖があったと耳にしました。

インフルエンザの流行期が年々早くなっているのでしょうか?早めに予防接種をして対策しなければなりません。

さて、インフルエンザ予防接種について新しい情報が。

先日、子供を小児科に連れて行った際、掲示板に「9歳未満でもインフルエンザの予防接種が1回でよい場合」という表記を目にしました。

インフルエンザ予防接種の世界基準は1回

日本では一般的に、13歳未満の子供はインフルエンザの予防接種は2回受けるように言われていることが多いです。理由は1回の摂取では十分な免疫ができない場合があるため、2回がのぞましいということ。

しかし世界基準では過去に2回以上摂取したことがあれば、摂取回数は1回で良いとされます。

うちのかかりつけの小児科の先生もこの世界基準の見解に従い、子供でも1回で良いケースを示しているのです。

具体的にインフルエンザの予防接種が子供でも1回で済むのか、2回必要なのか以下にまとめます。

インフルエンザの予防接種が1回で良い場合

9歳以上

9歳未満で、過去に2回以上インフルエンザの予防接種を受けている

<インフルエンザの予防接種が2回必要>

◎9歳未満で、過去に2回以上インフルエンザの予防接種を受けていない

先生がインフルエンザ1回を推奨する理由

わが家のかかりつけの先生が、インフルエンザの予防接種を子供でも過去2回以上受けたことがあれば1回でよいとするその理由は2つ。

1)国際基準に従って

これは先述した通り。日本はいまだに2回摂取が一般的ですが、米国を始め国際基準では過去の摂取経験に従って、子供でも1回にすることが通常です。

2)免疫をつける

インフルエンザ予防接種の意味は、インフルエンザにかからないためではなく、インフルエンザの重症化を防ぐためです。

そして先生曰く、インフルエンザは重症化を防ぎつつ、軽くかかった方が将来的に良いということです。

数年前新型インフルエンザが流行した時期覚えていらっしゃいますか?その時は、90歳以上の高齢者が抗体を持っていることが報告されています。

つまり、90歳以上の方は過去に新型インフルエンザに罹患歴があり免疫がついているということですね。

そういった具体例から、ウイルスに対しての抗体を体に取得することはとても大事なことだと言えます。よって、インフルエンザに関しても軽くかかった方が良いということなのです。

スポンサーリンク

「インフルエンザ予防接種1回説」は信頼のおける先生のご主張です

子供たちの通っている小児科の先生は、推定70歳くらいの大ベテランの先生です。私が子供の頃にもお世話になっていて、親子二代でかかりつけです。

穿った見方をしてはならないですが、医療機関によっては薬を必要以上に出したりと、儲け主義に走るところも少なくありません。

しかしその先生はその儲け主義とは対極にある、信頼できる先生です。その理由として、

  • 本当に必要な薬、最低限の薬しかださない。
  • 診療時間外でも、電話をかければほぼ必ず診てくださる。
  • 任意の予防接種が他の医療機関と比べてずいぶんと安い(みずぼうそう5000円、おたふくかぜ3500円など)
  • そもそもインフルエンザの予防接種を2回の所を1回摂取にした場合、病院の利益は減るのに、条件をクリアした子供には1回のみを推奨されている。

といったことが挙げられます。

少し聞いただけでも、子供のことを第一に考えていらっしゃる先生だと感じていただけると思います。

最後に

わが家のかかりつけの先生の理論をいろいろ書いてきました。

もちろん、インフルエンザ予防接種を1回にするか、2回にするかは保護者の方の判断によります。そして、かかりつけの小児科の先生にも必ずご相談くださいね。

大事なのは正しい情報を選ぶことですから。

かかりつけの先生に相談する時に、こちらの情報を参考にされて相談されてみればよいと思います。

そして何よりも、インフルエンザの予防には、予防接種が一番です。お子様のために、必ず予防接種を受けましょうね!

コメント