不在時にも荷物の受け取りができる、便利な宅配ボックス。
安くないお金を払って購入した方も、手間をかけて自作した方にとっても、せっかく設置した宅配ボックスが宅配業者さんに使ってもらえないのであれば、意味がありません。
ゆうパックを扱う郵便局やヤマト運輸、佐川急便などの宅配業者さんは宅配ボックスにどんな対応をしているのでしょうか?
各業者さんごとの対応をまとめてみましたので、ぜひご参考になさって宅配ボックスが即使えるようにしましょー♪
ヤマト運輸(クロネコヤマトの宅急便)の宅配ボックス対応は?
ヤマト運輸さんは、先日のニュースでもamazonの荷物の再配達でドライバーが疲弊しているということが話題になっていましたね。
再配達が増えても、ドライバーさんのお給料は増えずにただ労働時間が増え、CO2の排出量も増え、メリットはありません。
ヤマト運輸さんにとっても、「宅配ボックス」が普及すればamazonの荷物の再配達も減り、仕事量も適正化されますね^^
宅配ボックスをぜひ、普及して行きましょー
ヤマト運輸さんに聞いた所、荷物は基本的には手渡しを原則としていますが、
ドライバーさんが「この家のこの荷物は宅配ボックスに入れて良い」と把握しておけば宅配ボックスの利用がOKです。
ヤマト運輸の宅急便が届く際、不在時に宅配ボックスを利用してもらう方法としては、2つ。
<1>伝票に「不在時は宅配ボックスに荷物を入れてください」と備考欄に朱書きする。
(ネットショッピングの場合には、お店の人に書いてもらう)
<2>営業所に電話して宅配ボックスに入れてもらうよう依頼する。
ドライバーさんや営業所に「うちは不在時はいつも宅配ボックスで!」と何度か(1回でも?)連絡をしておき覚えてもらえれば、以後特に連絡しなくても宅配ボックスを使ってくれるそうです。
また、生ものやチルドの荷物については、ヤマト運輸では宅配ボックスには入れてもらえません。
クーラーボックス仕様の宅配ボックスを設置していても同じ。
基本的には衛生面から、不在時には生ものなどは再配達となるということです。
佐川急便(飛脚宅配便)の宅配ボックス対応は?
佐川急便と言えば、一昔前は「佐川男子」の写真集を発行したり、最近ではドライバーさんがイライラして荷物をけりとばしたyoutubeがニュースになったりと、話題に事欠きません。。。
佐川急便に関していろんな評価・噂もありるのですが、ネットショッピングでの配達が年々増加し、物流業界もいっぱいいっぱいのようですから、ぜひ佐川急便さんにも宅配ボックスを使って機嫌良く配達をしてほしいものです。。。
佐川急便さんの宅配ボックスへの対応は結構アバウトで、
ドライバーさんが荷物を届けた時に、「不在時は宅配ボックスを使える」と分かればOKとのことです。
佐川急便の総合問い合わせに寄ると、伝票などに「不在時は宅配ボックス利用」の旨を特に書かなくて良いということです。
ヤマト運輸同様、生ものや冷凍冷蔵もの、貴重なものなどは宅配ボックスに基本的には宅配ボックスには入れません。
しかし、クーラーボックス仕様の宅配ボックスを設置し、窓口の営業所と受け取り主とのすりあわせができれば生もの等も置く場合もある(かも)、らしい。。。さすがに、夏場の屋外に置かれた宅配ボックスには入れないと思うのですが・・・
一方、最寄のの佐川急便の営業所に確認した所、総合案内とは少し違います。ポイントは2点。
<1>備考欄などに「不在時には宅配ボックス利用」と明記すると分かりやすい。
<2>クール便は衛生面から、できるだけ対面で受け取ってほしい。
というお願いのような、気持ちのような意見をいただきました。笑
つまり、佐川急便全体で、宅配ボックスへの対応について一律に決まっているわけではなく、各営業所や担当ドライバーさんに相談した上で「どんなケースで宅配ボックスを利用するか」すりあわせていくことになりますね。
郵便局(ゆうパック)の宅配ボックス対応は?
郵便局の宅配ボックスへの対応は、他の宅配業者とちょっと違います。
宅配ボックスの利用をする旨をかいた「文書」を、受取人が郵便局に提出しなければいけないのですね。
そのシステムは全国の郵便局で統一されています。うちの地元の郵便局でも、もちろん同じでした。
宅配ボックスの利用のために提出するその文書とは、「指定場所配達の依頼」というもの。
指定場所配達の依頼の文書を一度郵便局に提出すれば、それ以降はすぐに宅配ボックスに荷物を入れてくれます。
(中には、在宅時にも文書提出後には宅配ボックスに荷物を届ける郵便局員もいるとか・・・)
ただし、機械式や電子式の宅配ボックスなど個人認証の機能がついた宅配ボックスについては、現在では指定場所配達の依頼文書を提出する必要はありません。
また郵便局でも生ものやチルド、書き留めは宅配ボックスに入れることはできない決まりになっています。
この「指定場所配達の依頼」文書については、
「お役所仕事的だ!」
「お客目線じゃない」
「提出が面倒だーー」
などなどいろいろな声があがっています。
が、私の個人の印象としては、文書という形で宅配ボックスの利用についてしっかりと確認がとれ、提出は一回で済むので他の業者さんよりは分かりやすく便利だと感じます^^
「郵便局、効率悪いなー」
と感じたのは、この「指定場所配達の依頼」の文書がオンライン上でダウンロードができないこと。
この文書を手に入れるには、最寄の中央郵便局などに電話をして、配送してもらう必要があるのですねー。「宅配ボックス」を利用したいって人は、日中働いていたり、忙しい人なのに、わざわざ「郵便局の空いている時間に電話して、文書の配達を待つ・・・」なんてことが即できる人は宅配ボックスもそんなに要らないんじゃない!?
「指定場所配達の依頼」文書の提出が、宅配ボックス利用において全国の郵便局で統一されたシステムなら、日本郵便株式会社のホームページに文書をアップロードしておけば、依頼主が提出するまでの手間が減り、郵便局員が文書を配達する労力も削減できるのですが・・・
日本郵便株式会社さん、いかがでしょうか?
西濃運輸(カンガルー便)の宅配ボックスの対応は?
民間の宅配業者では、ヤマト運輸、佐川急便についで「カンガルー便」を運んでくれる西濃運輸もあげられます。
一般的な人の利用よりも、商業的な荷物配達の方が多いため「西濃運輸?」となじみのない方も多いかもしれません。
西濃運輸での宅配ボックス対応についてもリサーチしたのですが、
彼らの対応は、各民間宅配業者や郵便局の中でいちば〜んアバウトです!
宅配ボックスの利用の条件を確認してみると、
「宅配ボックスが使える!とドライバーが分かれば、OK」
ということです。
うちの近所の西濃運輸営業所によれば、生ものの配達においてもクーラーボックス仕様の宅配ボックスが置いてあって、受取人が許可しているのならば宅配ボックスに入れていくそうです。
営業所やドライバーによって、宅配ボックスへの対応は異なるとは思いますが、
私が尋ねた営業所の方に寄ると、責任はとれないけれど生ものも宅配ボックスに入れて良いならば入れる。という回答でした。やるなあ。
まとめ
日本の主な宅配業者の宅配ボックスへの対応をまとめてみました。
宅配ボックスについて郵便局以外は、一応決まりはあるものの各営業所や担当ドライバーによって対応がさまざまな印象がありますね。
戸建に宅配ボックスを設置する場合には、各業者さんにその旨をまずは伝えておくと安心かと思います。
宅配ボックスの利用が軌道に乗れば、以後特に業者さんに連絡など必要ないため最初だけ、少しの手間をかけましょう。
そうすれば、不在を気にせず、対面で行うことなく、日々届く荷物が受け取ることができますよ^^
この記事がみなさまのネットショッピングや宅配生活に、お役に立てばとても嬉しいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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