強迫性障害について調べているあなたへ

暮らし
スポンサーリンク

「手を洗っても洗っても、キレイになっているか心配でずっと洗い続けてしまう。」

「出かける際に、鍵をかけたか心配で何度も確認をしてしまう。」

「本を読んでいても、読み飛ばした所がないか気になり、何度も戻ってしまう。」

他人から見たら「どうしてこんなことが気になるの?」ということが気になる症状を「強迫性障害」と呼ばれています。

「強迫性障害」苦しんでいる人々を、一人でも救えることができれば、とこの記事を書いています。

「強迫性障害」について調べはじめたあなたは、一歩前進しています。

photo-1458890715264-db84f7c6ef13

 

まず、少しだけ安心してください。

「強迫性障害」という言葉をどこかで耳にし、ネットで調べはじめたあなたは症状緩和へ一歩前進しています。

 

また、「家族や周囲の方が、強迫性障害ではないのか?」と心配になって調べはじめた方はぜひ、このサイトを本人に読ませて上げてください。

 

その理由は、「強迫性障害」の治療の第一歩は、強迫性障害という病気があることを知ることからはじまるからです。

 

「どうして他人と違って、自分は手洗いの時間が長いのか?菌や汚れを異常に心配してしまうのか?」

と疑問に思い、調べはじめる。

 

「強迫性障害」という病気があり、長時間の手洗いもその症状の一つだと知る。

 

それは治療可能な病気なのだ、と知る。

 

これだけで、必ずあなたの長時間の手洗いは改善されます。

 

だから安心して、この記事を読み進めてくださいね。

 

スポンサーリンク

強迫性障害って一体なに?

file801244167702

強迫性障害とは一体どんな病気なのでしょうか。wikipediaから引用しますと

不合理な行為や思考を自分の意に反して反復してしまう精神疾患の一種である[1]強迫神経症とも呼ばれる。同じ行為を繰り返してしまう「強迫行為」と、同じ思考を繰り返してしまう「強迫観念」からなる。

ということになります。

 

症状はさまざまで

・不潔恐怖・・・トイレにいった後など、汚れが不安で長時間手洗いをする

・確認強迫・・・鍵をかけたか不安になり何度も確認してしまう

・縁起恐怖・・・「玄関を出るときは左足から」などとジンクスに異常にこだわる

・加害恐怖・・・車で人の側を通っただけで「ひいてしまっていないか」心配になって確認する

・疾病恐怖・・・病気やウイルスに対して異常に恐怖を感じ恐れる

 

などなど、あげればきりがないほど。人それぞれの症状があります。

 

強迫性障害は原因などもはっきりしておらず、「なぜそんなことにこだわるの?」と他人から見たら理解しがたい不思議な病気です。

さらに本人も「こんなことやめたいのに、やめられない!」「ばかばかしいと分かっていても、どうしても同じ行動を繰り返してしまう」と苦しんでいるのです。

 

家族の方は「なぜこの子はずっと手洗いを続けているのだろうか?」

と、どうしたら良いか分からず、それが病気なのかどうかもわからず、戸惑ってしまうことも多いでしょう。

 

ですが、それは病気であり、本人と家族の努力で必ず治療できます

 

強迫性障害の一番の治療方法は「曝露」です

4keys

強迫性障害は、いろいろな方法で治療できますし生活の変化で自然に治ったりもします。

 

そして現在、専門家の中で最も効果的な治療方法といわれるものは「曝露(エクスポージャー)」という治療方法です。

 

不潔恐怖でトイレの後何十分も手洗いをしてしまう人の治療を例にとって、説明しましょう。

 

不潔恐怖の方は、「汚いもの」に対して異常に恐怖を感じています。

だからあえて、「汚いもの」をできるだけ長時間触る、ということで治療を行うのです。

 

24時間、トイレにいった後も水で手を洗わず、タオルで拭くだけにとどめます。そのタオルはとりかえることなく、24時間同じものを使用し、次回トイレに行けば、その汚れたタオルで手を拭くのです。

 

最初は「汚いもの」が手から除去できていないことから、大変な不安に陥るかもしれません。

しかしそこを少しの間ぐっと我慢し、時間が経つのを待つのです。

 

すると、最初に抱いていた「汚いもの」への恐怖心がだんだんと和らいでいく感覚がおとずれるでしょう。

 

恐怖を抱いていたものに触れ、それを除去することなくしばらくの時間がまんすることで、恐怖心は次第に和らぐという研究結果もあるのです。

 

最初の恐怖を少し乗り越えるだけで、「汚いものは、大して汚くない」という気持ちになります。

がんばりましょう!

 

曝露が難しい方はもう少しマイルドな治療法を

photo-1439402702863-6434b61e6392

どうしても曝露での治療が難しい、という方には「より強迫対象が強烈なケースを想像する」ということをお勧めします。

 

不潔恐怖の人は「汚いもの」を極端に避けようとします。

ですが、「汚いもの」にもいろいろなレベルがありますよね。

 

トイレにいった後の汚れと言えば、主に人間の(自分の)糞尿の汚れです。

そんな汚れが気になりトイレにいった後にずっと手洗いをしている人が、「鳥の糞が体中についてしまった直後に、台風で水道が止まった!体が洗えない!!」という状況を想定するのです。ならべく強く強く、想定してください。

 

そうすれば、「トイレの後の手の汚れなんて、大したことないな」という気持ちになります。そして「トイレの後の手洗いは数秒でもOK」と思えるでしょう。

 

強迫性障害で日常生活が困難な場合は早めの受診を

Fun Medical MGD©

強迫性障害の症状がすすみ日常生活に支障をきたしている、一人で治療を頑張れないという方は、早めの受診をおすすめします。

メンタルクリニックなどでは患者一人ひとりに合った、適切な治療を施してくださいますし、薬を処方される場合もあります。

 

クリニックの先生に話を聞いてもらうだけでも、心がおだやかになることも多いでしょう。

 

強迫性障害という病気を知り、こうやって調べているあなたはきっと治癒できます!

がんばってください。

コメント