2,3歳くらいの子供って大人には理解しがたい行動をよくします。
中でも「ママ、これ拾った」と言って、ゴミを手にするお子さんに困っているお母さんもいるでしょう。
大人だったら「汚いからゴミを触らないで!」なんて言ってしまいそうになります。
モンテッソーリによるとゴミを拾うことも指先の訓練
「道端に落ちているゴミなんて、どうして大切そうに拾ってくるの?」と大人にとっては不思議な子供の行動。
でも、この「ゴミを拾う」という動作も、モンテッソーリによると子供の成長に必要な行動であるというのです。
でも書いたように、子供は「周囲にあるものをつまむ」ということを通じて指先の動きの訓練をしているんですね。
この動きが熟練されると、鉛筆を上手に持って字を書いたり、お箸を上手に使ったりすることができるようになるんですって。
親指
人差し指
中指
でものをつまむことは、人間特有の動きです。
子供は本能的に、人間の成長に必要な動作を選びます。そして大きくなるにつれて、自然と複雑な動きができるようになるんですね。
「きれい・きたない」衛生面を少しずつ教えていきましょう
ゴミを拾うのは手先の訓練なので、「汚い汚い!」と大人が神経質になって制することはやめたいもの。
ですが、「不衛生なものもこの世には存在するのだ」ということを教えてあげる必要もありますよね。
子供があんまりにも汚いゴミを拾って来たら
1)一緒にゴミをゴミ箱に捨てに行く
2)「汚れたゴミを触ったから手も汚れたね」とさとす
3)一緒に手を洗う
ということを繰り返せば、「ゴミは結構汚いものなのだ」という衛生に関する知識を子供が獲得していくでしょう。
「タバコ」は危険なものだ!ということは即教えるべき
それから、ポイ捨てされたタバコを拾ってくる子供も多いです。
ですが、そのタバコを子供がもし口に入れたら大変危険です!!
(参考サイト:日本中毒情報センター www.j-poison-ic.or.jp)
のサイトにも詳しく書かれていますので参照していただきたいのですが、
タバコを一定量食べてしまうと死に至ります。
パパやおじいちゃんがタバコを吸っている様子を見たことがある子供は、
「タバコは口に入れるものなのだ」
などと思ってしまうこともあります。
子供はまねをする生き物です。そして何でも口に入れたがる生き物です。
もしパパやおじいちゃんの真似をして、タバコを口に入れてしまったら・・・大変なことです。
大人は子供の習性を十分に理解して、危険から守ってあげなければならないですね。
散歩中や公園でポイ捨てされたタバコを見たら、
「タバコは触っちゃいけないよ!」と厳しく教え込みましょう。
2,3歳の子供でも、親が真剣な顔で伝えれば、きっと理解できるものです。
うちの娘たちにも「タバコは危ない!」と教えすぎくらい教えていたから
乳児期から触ることもしないですよ。
まとめ
タバコなどの危険なもの・あまりにも汚いものに関しては大人がしっかり教えてあげながら、
子供の「指先でつまむ動作」の訓練である「ゴミを拾う」という行為を見守ってあげましょう。
子供が外でゴミを触ることに抵抗があるお母さんは、おうちの中でビーズなんかを転がして
「ビーズを拾ってここに集めて~」なんて遊びをしてもいいかもしれないですね。
知恵と工夫で、子育てはぐんと楽しくなりますから♪
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