上の子がもうすぐ小学生。お友達の中には、もうNintendo 3DSなどのゲームを持っている子がちらほらいます。(お兄ちゃんやお姉ちゃんの影響でしょうか?)
うちの子も、「友達が持っているから私もゲームが欲しい!」とおねだりを始めます。
一方親としては、ほかのおもちゃと少し違って、ゲームには少し抵抗がある。
まだまだ外でたくさん遊んでほしい。ゲームに夢中になって、勉強をしなくなったらどうしよう。ゲームは子供に悪影響ではないか?…などなど。
子供にずっとゲームを我慢させるのも可愛そうだけれど、親の葛藤はどうしたらいいのでしょうか?子供の気持ちをくみとりながら、親の考えも子供に伝えていけるように上手な対応ができたらいいですよね。
ゲームをほしがったらチャンス!子供に我慢の体験を
ある時期になれば多くの子供がゲームをほしがります。
それは自然なことなので、いずれは購入を検討しても良いでしょうが、子供の言われるがままにすぐに購入してしまってはもったいない!
なにがもったいないか?と言うと、それはゲームを「我慢する」という体験をさせるチャンスだからです。
「我慢する」とう体験は、心の成長や社会性につながるということも分かっており、ゲームという対象は我慢という体験にもってこいなのです。
とはいっても子供は「ゲーム買って!ゲーム買って!」とせがむ。親はどうやって上手に我慢を体験させれば良いのでしょうか?
我慢のステップ!「ゲーム貯金」をはじめてみよう!
その答えは、「ゲーム貯金」という方法です。
お小遣いをあげているご家庭は、子供に自分のお小遣いを、毎月少しずつ貯金箱に入れて貯めさせる。お小遣いをあげてない場合は、親が、少しずつ小銭を入れてあげている姿を子供に見せます。
そうすると、「今は我慢しているけど、ゲームはお金が貯まればゲームを買ってくれる」と子供も目に見えて分かり、納得ができる。
そしてまた、ゲームを購入してもらうまでに時間をおくことで、子供はゲームと自分との生活など、もやもやしていた気持ちにも整理がついていきます。
「どうして私はゲームがほしいんだろう?」
「お友達がゲームを持っているから、自分もほしいんだろうか?」
「お友達がゲームを持っていなければ、ほしくないのか?」
「ゲームがあれば生活がどういうふうになるのだろう?」
といった風に、無意識か意識かは分かりませんが、自分と向き合っていく時間が生まれます。
単に「ゲームがほしい!」と思いついた所から、しばし我慢をさせて時間をおいてみることで「自分とゲームとの距離感」や自分自身について思いをはせることができ、子供の心の成長にもつながります。
ゲーム貯金が貯まるまでにルールを決める
貯金箱のお金が貯まるまで、数週間かあるいは数ヶ月かかるかもしれませんね。その間に親子でもゲームの遊び方についてルールを決めておきましょう。
ゲームは一日何分まで
宿題とお手伝いが終わってからにする
通信を制限することについて
などお金が少しずつ貯まっていく様子を見ながら、ご家庭で話し合っておきましょう。
お互いの意見を尊重しながら、親が子供に一方的に押し付けた状況にならなければ、子供も納得してルールも守ってくれやすいです。
まとめ
ゲームは子供に良くない!と親は思いがちですが、ゲームを通じて「我慢の体験」や「ルールづくり」などを上手く学ぶことができます。
そんな学びを通じて、子供が自分の内面と向き合えることは我慢させた末ゲームを買うメリットかも知れません。
子供の欲求をすべて聞くのでもなく、否定するのでもなく、上手に受け止めてあげて成長につなげていきたいものです。
またおじいちゃん、おばあちゃんも、若い両親が「我慢の体験」をさせてあげているのに孫の可愛さからすぐに買ってあげるようなことは控えてあげてくださいね☆
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