溶けたアイス…もう一度冷凍して食べてOK?活用方法のご紹介

雑学
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夏にスーパーでアイスクリームを買って、家まで持って帰っただけなのに。。。冷凍庫にしまうときに、デロンとビニールの中で溶けてしまってる…!気温が40℃近くになる真夏には、そんな経験をしてしまった方もいるのではないでしょうか?

アイスクリームだし、ちょっと形は崩れたもののもう一回凍らせたら大丈夫でしょう。なんていう思い込みはちょっと危険。アイスクリームだけに?甘く見ていると、再冷凍でひやっとするリスクもあるのです。

一度溶けたアイスクリーム。衛生的にも美味しさ的にもアウト

溶けてしまったアイスクリームを再冷凍して食べることは、食品衛生的にはできる限り避けたいもの。アイスクリームは主に乳製品でできていて、いろいろな菌が繁殖してしまう恐れがあるからです。

特に「リステリア」という菌が要注意!この菌は氷点下でも繁殖できてしまう性質があるからです。
以前、アメリカではアイスクリームを食べて食中毒で3人死亡したという異例のニュースも報じられており、その原因もこのリステリアだったと言われています。

ただ、リステリアは土壌などにいる身近な菌であり、健康な人であれば必ずしも食中毒を発生させるものではありません。しかしながら高齢者や妊婦の方にとっては重篤な疾患になる例も多いため、十分に注意が必要です。

※リステリアの潜伏期間は数時間~1か月以上のケースもあるのだとか。症状は38~39℃の発熱、頭痛や悪寒、嘔吐など。重症になると脳脊髄膜炎を起こした後、意識障害や痙攣を起こすケースもあります。

 


またいくら健康な人で食中毒になる危険性も少ないケースであっても、一度溶けて再冷凍したアイスクリームは、美味しくない。。。
アイスクリームのなかの氷の結晶が、溶けた後の再冷凍で大きく膨張して独特のクリーミーさも損なわれます。食感は、固くて粗いボソボソっとした感じに。。

せっかくのアイスクリームがボソボソしては勿体ない。

一度溶けてしまったアイスクリームは、速やかに消費してしまうことが望ましいです。

 

溶けたアイスクリームを最大限に活用するあれこれ

一度溶けてしまった、アイスクリーム。でも諦めないで。

速やかに活用すれば、いろいろなレパートリーが広がるから!いくつか、溶けたアイスクリームの活用方法をご紹介しますね。

溶けたアイスクリームでスムージーを作ってみよう

溶けたアイスクリームが、冷たくてクリーミーなスムージーに変身☆いろんな果物と組み合わせてバリエーション楽しんでみて。


【材料】

溶けたアイス:1カップ
バナナ:1本
ベリー(ブルーベリー、いちごなど):1カップ
ヨーグルト:1/2カップ
ミルク(またはアーモンドミルク、ソイミルクなど):1/2カップ

【作り方】
すべての材料をブレンダーに投入します。
材料が滑らかになるまで撹拌します。
仕上げにお好みでハチミツなどを加えて、味を調節。
グラスに注いで出来上がり~☆

ガスパチョのレシピ

ガスパチョとは、スペインの伝統的な冷製スープ。溶けたアイスを使用すると、さらに冷たくて爽やかな一品になります。

【材料】

溶けたアイスクリーム:2カップ
トマト:2個(種を取り除き、みじん切りにする)
キュウリ:1本(種を取り除き、みじん切りにする)
ピーマン:1個(種を取り除き、みじん切りにする)
玉ねぎ:1個(みじん切りにする)
青パセリ:小さじ2(みじん切りにする)
オリーブオイル:大さじ2
酢:大さじ2
塩:お好みで
黒胡椒:お好みで


【作り方】

溶けたアイスクリームをボウルに入れます。
トマト、キュウリ、ピーマン、玉ねぎ、青パセリをアイスクリームに加え、よく混ぜ合わせます。
オリーブオイルと酢を加え、さらに混ぜます。
塩と黒胡椒で味を調えます。お好みで量を調整してください。
冷蔵庫で1〜2時間冷やし、味をなじませます。
このアイスクリームを使用したガスパチョは、クリーミーで爽やかな味わいになるでしょう。アイスクリームの風味が野菜と組み合わさり、独特の味を楽しめます。ぜひ試してみてください。ただし、通常のガスパチョとは異なるので、個々の好みに合わせてアレンジしてみることもおすすめです。

くれぐれも自己責任で溶けたアイスを速やかに消費しよう~

以上溶けたアイスクリームの活用方法をご紹介しました。お伝えした通り、一度アイスクリームが溶けてしまうと時間とともに様々な菌が繁殖してしまいます。ですので、再冷凍はくれぐれも避けてください。

溶けた状態のアイスクリームを、他の料理に活用する際も、できるだけ速やかに消費できるように注意しましょう。環境や状況によって菌の繫殖は代わってきますので、くれぐれもご紹介したレシピを作る際は、自己責任でお願いいたします。

では大好きなアイスクリームは、できるだけ美味しい状態で、楽しめるように工夫しましょう!

 

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