赤ちゃんのといえば「おしゃぶりをくわえている」という絵が思い浮かびませんか?赤ちゃん=おしゃぶりと連想するひとも多いでしょう。
しかし、おしゃぶりについて不安の声もちらほら。いつから赤ちゃんに使用しても良いのか、歯並びなど悪影響があるのか…と気にされる方も結構いらっしゃいます。
おしゃぶりは正しく使えばとても便利なもの。メリットと気をつける点をきちんと知って、上手につき合っていきましょうね。
おしゃぶりの使用はいつからOK?
生後すぐの赤ちゃんには、おしゃぶりを使わない方が良いです。理由は、おっぱいを吸うことに慣れていく段階だから。
おっぱいを吸うことに慣れれる前におしゃぶりを好きになってしまうと、母乳を飲まなくなる可能性があるのです。
目安としては生後数週間経ってから、様子を見ておしゃぶりを使ってみるといいでしょう。
おしゃぶりのメリット
赤ちゃんは口に何かをくわえたら、安心します。心を落ち着かせるということは、精神の発達にも良い影響を与えるとも言われています。
それからママにとっても大きなメリットが。
おっぱいもあげたし、おむつもかえたのに、なぜ泣くの?っていう時。
ぐずぐずしていた赤ちゃんがおしゃぶりで機嫌が良くなるのだったら、お母さんもほっと一息つけますよね。(このほっと一息、乳児期のお母さんにはとっても貴重です!)
さらに、アメリカの小児科学会APPは、おしゃぶりをする赤ちゃんはしない赤ちゃんと比べると乳幼児突然死症候群(SIDS)での死亡例がおよそ3割少ないというデータを発表しました。科学的な根拠はまだ分かっていないのですが、これはおしゃぶりのメリットとして非常に有用な情報ですよね。
ちなみに、おしゃぶりを使うと鼻呼吸の発達を促す、という説もよく聞きますが学問的に明らかになったものではないようです。
おしゃぶりで歯並びが悪くならないか心配
おしゃぶり=歯並びが悪くなる!
という悪いイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
おしゃぶりが歯並びに影響するのは、乳歯が生え揃った年齢(2歳~3歳頃)をすぎても長時間おしゃぶりをくわえているような場合です。
ですので、6か月くらいまでの赤ちゃんが短時間、おしゃぶりを吸って落ち着いてくれる、ご機嫌になってくれるということであればそんなに心配することはないでしょう。
歯並びよりも気になる、ママとのコミュニケーション
おしゃぶりは、すぐに赤ちゃんがご機嫌になってくれる便利なアイテム。ですがおしゃぶりに頼りすぎることによって、お母さんと赤ちゃんのコミュニケーションが減ってしまうのは心配です。
たとえおしゃぶりを赤ちゃんが吸っている間でも、側にいて微笑んだり話しかけてあげたりするよう努めたいですね。
お母さんと赤ちゃんのコミュニケーションは、他の何にも代えられませんから。
おしゃぶりの卒業はいつ?上手な卒業方法は
虫歯や歯並びのリスクや言語の習得という点を考えて、おしゃぶりは1歳くらいにはやめさせましょう。できれば、6か月くらいに卒業することが望ましいです。
そこで大事なのがおしゃぶりのやめさせ方。
いくら時期が来たからといって、突然おしゃぶりを取り上げてしまっては、赤ちゃんにもストレスになりますし、代わりに指しゃぶりをはじめる子もいます。
ですので、おしゃぶりを赤ちゃんの手の届かない所、見えない所に片付けてしまって存在を忘れさせるように上手にもっていきましょう。
赤ちゃんにとって、今まで口にくわえていたものがなくなると心配になります。ここはお母さんの頑張りどころです。おしゃぶりを忘れるように、意識してたくさん相手して、いっぱい遊んであげてください!ぐずついた時はとにかく、抱っこです。
だいたい数日間でおしゃぶりのことを忘れ、すっかり卒業できるはずです。
その数日間はお母さんも後戻りしないよう、毅然とした態度で頑張りましょうね!
まとめ
おしゃぶりは便利で赤ちゃんも大好き。ママも一息つける。
デメリットのことばかりを気にして、使わないのももったいない。
おしゃぶりのメリット、デメリットの両面をきちんと理解して、正しい知識をもって使えばいいだけです。
おしゃぶりを賢く上手に利用すること、ママも赤ちゃんもストレスが軽減できたらハッピーですね☆
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