みなさんも聞いたことはありませんか?
「過去と他人は変えられない。変えられるのは、自分と未来」って言葉。
私もなにか嫌なことがあればちょくちょく
「自分が変わろう、過去は変えられないのだから、悔やむのはやめよう」
なんて思っていたものです。
でも、「過去は変えられない、わけではない。」
そんなことを最近、じわじわ〜と感じており、
「過去も変えられる」って話を書いてみようかと思います。
「過去が変えられる」って、実際の話、「物理的には」ありえません。
でも、「自分の中の、過去」を変えることはできるのです。
もう少し別の言い方をすれば、「過去の捉え方を変えられる」のです。
過去を悔やむか、過去を変えるか。例を挙げると・・・
例えば、海外に憧れて高校卒業と同時に、
カナダの大学に行き、そのまま就職して
カナダに住みついてしまった、というケース。
カナダにもう長年住んで、「身も心も私はカナダ人だ!」
なんて思っていたはずなのに、
この最近、職場でコミュニケーションがうまくとれない、
文化や考え方の違いにばかり目がいき、
「日本だったら、こんなことにはならないのに!」
なんて考えてしまう。
そして過去を悔やみ始める・・・・
カナダに来なければ、
あのまま日本にいれば、
こんなに悩まずにすんだのに・・・なんて。
そんな時に「カナダに来た、という過去を変える」
っていうのはどういうことなのでしょうか?」
それってつまり「やっぱり日本に帰る」ってこと?
「過去を変える」具体的な方法とは
いやいや、カナダに来た人がカナダに来たことを悔やんで
「日本に帰った」としても、
「カナダに来た過去」は変えられません。
カナダに来たことを悔やんでいる時に、
「カナダに来たことの過去を変える方法」は、
カナダに居続けて、
精一杯がんばって、
「ああやっぱりカナダに来たという過去は正解だった」
と思えるまでがんばって現状を乗り越えていくことです。
つまり、
「カナダに来たことは間違い」という過去の捉え方を
「カナダに来たことは正解!」と過去を捉え直すことで
「自分の中の過去」を変えていくのです。
よって、
「過去を変える」方法は、とてもシンプル。
それは、
「今」を精一杯生きるということ、なのです。
「今」は過去からつながっています。
そして「今」は未来へとつながっています。
「今」を精一杯生きることで、現状を少しでも良い方向に進める。
そうすることで、「今」の源流である「過去」は意義のあるものへと、変わる。
「ああ、あの過去は良かったんだ」
と自分の捉え方が変わること。
それが、「過去を変える」ということなのです。
最後に
私が先輩から、はなむけにもらった言葉で、
とても心に残った言葉があります。
それは
「これまでの君も、間違いじゃない。
これからの君も、間違いじゃない。」
という言葉です。
「今」に自信を持って、
「過去」を認めてあげて、
「未来」を進みましょう。
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