何かと悪者にされる食品添加物。
子供がアレルギーになったりすぐキレたりする原因が、食品添加物に原因があるといわれることもあります。
子供のアレルギーや子供がキレる本当の原因は何か?
あふれる情報に振り回されず、正しい知識を身につけていきましょう。
キレる子供は食品添加物以外のものも見直して
食品添加物が何かと悪者扱いされるため、子供がすぐキレるのも「食品添加物の摂りすぎが原因だろう」と指摘されることもあるのが事実。
しかし、そんな見解はあくまでも推測の範疇であり、食品添加物と子供がキレやすくなることとの因果関係もなく、科学的根拠もありません。
メディアで一部分の情報がフォーカスされ、一般の方が偏った知識を信じてしまうのは往々にしてあることなのです。
すべての情報や噂を鵜呑みにせず、「ホントかな?」と疑問を抱く習慣こそが自身を守っていくスキルとなります。
そういったスキルをいつも養うように、情報と接したときは心がけたいですね。
子供がキレる場合、「食品添加物」だけではなく広い視野で家庭での生活を見直してみることが必要です。
栄養バランスの崩れは、心身の不調にもつながりますからまずは家庭での献立の見直しを。
また、子供の心の成長にもしっかりと、親は向き合ってあげたいものです。
「ゲームやスマホに時間を奪われて、情操を養う時間が減っていないか。」
「学校での人間関係に問題ないか。」「親子の会話やコミュニケーションはとれているか。」
食品添加物を疑うエネルギーを使って、一つ一つ確認していきましょう。
メディアの情報を鵜呑みにする前に、目の前にいる子供の様子に目を向け耳を傾けることがキレる原因を探る第一歩かもしれません。
気になるアレルギーと食品添加物の関係は?
食品添加物が子供のアレルギーの要因という説を唱える専門家もいますが、この関連性についても科学的根拠がありません。
体質や遺伝、生活環境などアレルギーにはさまざまな要因が考えられますので、偏った考えにとらわれずに対処しましょう。
どういった食品がアレルギーの原因かは病院でも検査できますので、医師や専門家にご相談することをおすすめします。
正しい知識を得ずに思い込みで食事を制限するようでは、楽しく食事もできませんので情報に流されないようにしたいですね。
食品添加物気にしたらきりがない
「子供にはなるべく安全なものを食べさせたい」というお母さんの気持ちはとてもよくわかります。
ですがお母さんが心にとめておきたいことは「100%安全な食べ物」は存在しない、ということです。
例えば塩は人間が生きていくために必要なものですが、過剰に摂取しすぎると病気になったり死に至ることだってあります。
無農薬で有機野菜は体に良いイメージがありますが、きちんと栽培されたものでないと農薬を使っていない分虫やカビなどの害が懸念されます。
「あれはダメ」、「これはダメ」、と食べ物を制限するのではなく逆に、「どれもこれも少しずつOK!」というスタンスでいろんなものを少しずつ、まんべんなく食べることが心身ともにバランスの取れた健康的な食事ができると考えます。
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