子供が1歳くらいになったら気になるトイレトレーニング。周りの子はもうはじめている、と聞くと「うちもおまるを買わなくては!」と焦ってしまいますよね。
でも、トイレトレーニングを最初から頑張りすぎると、時間ばかりかかってしまい親も子も疲れてしまいます。その子にあった時期に、ゆったりとした気持ちで取り組むことが大切です。
親子がならべくストレスをためず、楽しみながらスムーズにおむつがはずれるように、コツとやり方を一緒に探っていきましょう♪
時代とともに遅くなるトイレトレーニング?
紙おむつのない時代は、1歳くらいで布製のおむつがはずれることが普通でした。布おむつだと子供も汚れた感じが分かりやすいし、親も洗濯が大変だから「早くおむつをとらなくては!」とトイレトレーニングを頑張ったからでしょうか。笑
現代では、日本の紙おむつの発達のおかげ(?)で、子供たちは少々おむつにおしっこが残っていても気にならない。親もそんな紙おむつに頼って、最初は頑張っていたトイレトレーニングもなかなか身が入らないんです。
ですので年々、おむつがとれる時期が遅くなっているように感じます。うちの娘たちが年少に入った時、夏休みくらいまでおむつの子が1~2割いました。
平均すると、昼間のおむつがはずれるのが2歳後半~3歳前半です。個人差も大きいので、周りのこと比べて焦る必要はありません。ブログでは年齢の目安を表記していますが、あくまでもこれは目安です。個人のペースに合わせてトイレトレーニングを進めてくださいね。
トイレトレーニングのはじめの一歩(1歳~2歳はじめ)
最初はまず、子供にトイレの存在をしっかり教えましょう。男の子にはお父さんが、女の子にはお母さんが、または兄弟姉妹がいる子には上の子がトイレに行っている姿を見せましょう。
そうすると「おしっこはおむつじゃなくってトイレにするものなのだ」ということを少しずつ子供がわかってきます。
お人形やぬいぐるみを使って、ままごとの中でおもちゃのトイレに行かせるのも良いですね。
「トイレに行くってかっこいい!大人と一緒のことをしたい!」と思わせることがトイレトレーニングのはじめの一歩♪
また、おむつを(実験的に)はずした時に、「おもらし」をしたらチャンスです!
「こうやっておしっこが出るんだね~。おしっこが出る時、おなかの中がムズムズとしたよね~。」と声をかけて、どんな時にどうやっておしっこが出るのかを教えてあげましょう。
おむつをはずす際は後の掃除も考えて、カーペットなどを片付けた時が良いです。
まずは朝起きてすぐトイレに誘ってみる(1歳中頃~2歳)
大人でも朝起きてすぐにトイレに行く人は多いですよね。トイレトレーニングのとっかかりとして、朝一番のおしっこから始めるとリズムがつきやすいですよ。
寝ている間におむつにおしっこをすればなかなか出ないですが、とりあえずトイレやおまるに子供を座らせます。
そんな時うちの母(60代)は「しーこっこっこ」と声をかけていましたので、私もまねしてやっていました。
最初はなかなか上手く出ないですが、まずは朝一度だけ、トイレにいく習慣をつけましょう。偶然(?)に上手くおしっこが出たら、たっくさん褒めてあげて「トイレでおしっこするとスッキリして気持ちいいね!」とトイレのメリットを声かけしてあげます。
生活のリズムに合わせてトイレにいく(早ければ1歳後半~2歳)
朝のトイレもなんとなく習慣づいたら、今度はトイレにいく回数を増やしてみましょう。
生活の中の節目節目に、子供が機嫌がいい時がトイレに誘うチャンスです!
おやつの前に「トイレにいって、手を洗ってからおやつにしようか」
おでかけの前に「お散歩に行く前に、トイレに行こうね」
お風呂の前に「トイレにいってからお風呂に入ると、気持ちいいよ」
おやすみの前に「トイレにいっておくとゆっくり寝られるよ」
といった感じで、トイレに行くきっかけづくりを生活の中に上手く取り入れると良いですよ。
その時、子供が遊びに夢中の時などにトイレに誘うのは逆効果。「トイレは遊びの邪魔になるから嫌い!」とトイレを嫌がるようになってしまうかもしれないので、気をつけたいですね。
家の中はパンツですごす(2歳頃~)
トイレの習慣がついて、「トイレにいきたい」ことが伝えられるようになったり、おしっこを成功するこがも増えてきたら、いよいよパンツデビューです!
はじめてのパンツは一緒に買いにいって、子供の好きなキャラクターのモノなどを選ぶとやる気もアップしますよ♪
私の個人的な意見ですが、1人目の娘で使った「6層式」のパンツはなかなか乾かず使い勝手が悪かったです。「3層式」もしくは最初から普通のパンツで十分かと思います。2人目の娘のトイレトレーニングでは、普通のパンツしか使いませんでした。
おむつからパンツにする時、おもらしはすること前提で大人が環境を整えていきましょう。
- おもらしした後の掃除を考えて、カーペットや絨毯などを片付ける。
- ジョイント式のクッションフロアーも撤去。一つ一つ外して洗うのが結構大変ですから…
- そしておしっこ用のぞうきんを数枚用意します。
- 汚れた服を入れるバケツなどもあると便利。
できるだけ環境を整えれば、大人たちは「いつでもおもらししなさい!」くらいの気持ちでいましょうね!笑
最近の方は汚いものに触れることが少ないので、おもらしに抵抗があるお母さんも多いでしょうが、この時期だけは「おもらしが当たり前」とある程度覚悟を決めることも大切です。
おむつからパンツにする季節は、やはり夏がベストです。洗濯物が乾きやすい、汗をかくのでおしっこの回数も少ない、という理由からです。
夜のおむつはいつはずす?
昼間のおむつがとれたら、今度は夜も!と先を急ぎたくなるお母さんの気持ちは分かります。
しかし、寝ている間のおむつはずしは、ちょっと勝手が違います。
夜におねしょをせずにいられるかどうかは、膀胱の発達なども関係してくるため個人差も大きく、大人が焦っても仕方がない部分が大きいのです。
ですので昼間のおむつがとれた子でも、しばらくおむつをしたまま寝させます。
夜のおむつを取るタイミングは、おねしょを数週間しなくなった頃でしょうか。
うちの娘たちの場合は、2週間くらいおむつにおねしょをしない日が続くと思い切ってパンツで寝させはじめました。
パンツで寝させはじめて1か月くらいおねしょもなく、「完全におむつがとれた!」と思ったらおねしょをしたりしました。そのおねしょの回数も今ではほとんどなくなりましたが、3歳後半の下の子は年に数回、おねしょをする頻度です。
ですので、防水シーツは普通のシーツの下にいつも引いています。掛け布団の上におしっこがかかれば、布団を洗ってしまいます。
(参考:布団はコインランドリーで洗える!料金は?)
今では、防水の「おねしょズボン」もあるので、就寝時用のおむつを買うよりは、こちらの方が経済的かもしれませんね。
おわりに
トイレトレーニングは一進一退。
一度トイレでおしっこを成功したからといっても、次の日は上手くいかなかったり、「やっとおむつがとれた!」と思った途端におもらししたり…
焦らないで、気長に取り組むことが大事ですね。なるべくストレスをためないコツは大人が環境を整えて、準備をたくさんすることです。そして「おもらしぐらいOK!」とおおらかに構えることです☆
トイレトレーニングが終わってしまうと、おむつをしているよその赤ちゃんが「可愛い~~」思えたりするものです。
子育ては、すぎてしまえばあっという間!一緒に頑張りましょう♪
コメント