カットして余ったレタス。
次の日のサラダにも使おうと、ラップをして冷蔵庫に入れておくと。。。
レタスの切り口がピンク、ピンク、ピンク!!
これってもう食べられないの~~!?
切り口がピンクになったレタス、食べても安全。
結論を早速お伝えしますと、切り口がピンクになったレタスを食べても大丈夫です。
たとえ切り口がピンクになってしまっても、レタスはレタスです。
食べても害はなく安全です!
ピンク色になってしまったからと言って腐っているわけではないです。
捨ててしまわなくって大丈夫です♪
では、どうしてレタスがピンクに変色するのでしょうか??
レタスが変色するメカニズムについて確認していきましょう!
レタスがピンクに変色する理由とは?
「レタスの芯の切り口から白い液体が…!食べても大丈夫?」でもご紹介しましたが、新鮮なレタスの芯の切り口からは「白い液体」が出てきます。
この白い液体の正体は専門用語で言うと「ラクツカニウム」という物質。ポリフェノールの一種です。このラクツカニウムが空気に触れた時に、ピンク色に変色するのです!
逆に言えば新鮮なレタスだからこそ「ピンク色に変色した」とも言えます。
実際ラクツカニウムという物質には、リラックス作用もあり体にも良い成分なのです。
とはいえ、ピンク色になったレタスは見た目が悪い。。。
できるだけ変色を防いで新鮮なままに食べきりたいですね。
次に、レタスの変色を防ぐ方法をご紹介しましょう!
レタスの変色、どうしたら防げるの?
みずみずしいレタスの美味しさは、見た目からも演出されます。できるだけピンク色に変色する前に食べきりましょう。
何日かに分けてレタスを使う場合には、変色を防ぐように一工夫することが大事です。
<レタス変色を防ぐポイント>
◎カットした後にしっかり洗う
レタスをカットした後に出る白い液体(ラクツカニウム)をしっかり洗い流します。
洗った後は、水分をしっかり切って冷蔵庫で保存。空気にもならべく触れないように、ビニール袋やジップロックに入れましょう。
◎包丁で切らずに「手でちぎる」
レタスを包丁で切ると、レタスの細胞を破壊してしまい白い液体が出てきます。
先ほどもご紹介したように白い液体が空気に触れると、レタスの切り口がピンク色になっていくのです。
一方レタスを手でちぎると、細胞自体を破壊せず細胞の結合を切るため、白い液体も出ずピンク色にもなりにくい。比較論ですが、そういうことです。
つまり、
「レタスは手でちぎって、水洗いして、空気を抜いて袋に入れて保存!」
これがベストなレタスの保存方法だと言えます。簡単ですね。
ぜひ今日から実行してみましょう。
レタス以外にも使える!野菜の「50℃洗い」
メディアでも話題になりましたが、野菜を50℃のお湯で洗うと鮮度が保持されます。
レタスも50℃洗いをすると変色を防ぎ、シャキシャキの状態を長くキープできます。
「お湯で洗うと葉もの野菜は茹でられるのでは?」と気になる所ですが、50℃程度ならば大丈夫です。
先日娘の学校の給食試食会でも、キュウリやレタスなどを「50℃のお湯」で洗っていると管理栄養士の先生がお話しされていました。
学校や飲食店、病院など衛生管理が厳しい所では「50℃洗い」を実践されているところが多いです。
食中毒が気になる季節には、ご家庭でもやってみると良いかもしれません。
ただし、
※50℃洗いをした野菜類はしっかりと乾燥させてから冷蔵庫に保存するコト
※43℃より低い温度のお湯で洗わないコト!(逆に菌が繁殖する)
以上2点を守って行ってください。
ピンク色に変色したレタスを美味しく食べるには?
では今度は、ピンク色になってしまったレタスの調理方法をご紹介。
まず、ピンク色になったレタスは見た目も良くない。そして苦味もあり味もいまいち。
ですから「見た目」と「苦味」を隠せば、変色したレタスも美味しく食べられるのです!
一番簡単な方法は、ピンクになった部分のみを捨てて残りをサラダにすること。
しかしこの方法は変色部分が少なければ簡単ですが、レタスの葉一枚一枚がピンクになってしまった場合だと、変色部分を全部取り除くのは大変。
その場合は、火を通してそのまま使ってしまいます。
レタスのスープ(コンソメベース)だと少しピンク色が残りますが、味は問題ない。
レタス入り炒飯はオススメで、見た目も調味料で茶色っぽくなり味も◎
火を通すと子供にも食べやすくなり、苦手な葉野菜もたくさん摂れて良いです。
注意!!レタスが「茶色」や「黒色」に変色したらアウト!
レタスがピンク色に変色した程度では、食べても問題ない。
ですが「茶色」や「黒色」に変色してしまったり、ドロドロ〜となってしまったレタスは腐っています。
その場合は、食べないでください。そうなった場合は、異臭もしてくるので「明らかに腐っているな」と分かるでしょう。
ピンク色に変色したレタスを放置していたら、茶色や黒色に変わります。
ですので、ピンク色のうちに食べきってしまいましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まず「ピンク色に変色したレタスは食べても安全」と知っただけでも、安心できたのではないでしょうか?
大切な食べ物を無駄にしないように、できるだけ美味しい状態で食べていただけるように、お役に立てたなら幸いです。
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