子供の育ちの良さ、というものは生活の中での細部にあらわれるものだと考えます。それは鉛筆の持ち方であったり、箸の持ち方、食事の仕方、字のきれいさ、、という、生活の中のちょっとしたところです。
このような所作が美しい子は、落ち着いた子である場合が多いです。また逆に落ち着いた子は、所作やマナーが良いともいえます。
子供が小さいうちに、親がお手本となって教えていきたいものですね。今回は鉛筆の正しい持ち方を子供に教えるポイントをご紹介していきますね。鉛筆が正しく持てるようになると、箸も自然と上手になりますので一挙両得です☆
鉛筆を正しく持てるとメリットがある
「どんな持ち方でも、字が書ければ良いでしょ!」と子供に反論される前に、鉛筆の正しい持ち方が必要な理由を確認しておきましょう。
鉛筆の正しい持ち方が大事な理由ーーー
それは、「字をきれいに書くため」です。
そして、正しい持ち方であれば、長く書き続けても疲れにくい、鉛筆ダコもできにくいというメリットもあります。そして、見た目も美しい。
書道や書き方を習い始めると、まず最初に鉛筆の持ち方、筆の持ち方の指導があると思います。
美しい字を書くには、正しい持ち方が一番の近道だ、ということは書の世界でも同じなのです。
このようなメリットをいろいろと伝えながら、鉛筆の正しい持ち方を教えていきましょう。
子供に鉛筆の持ち方を教えるのは、いつからが良いか
鉛筆を本格的に使い始める、といえば小学生一年生からですね。ですので子供の就学前に、鉛筆の正しい持ち方を教えるお父さんお母さんも多いと思います。
しかし私は、子供がクレヨンや色鉛筆でお絵描きを主体的にするようになる時期に、筆記用具の正しい持ち方を教えたいと考えています。
個人差ももちろんありますが、3、4歳くらいで教え始めることがオススメ。
その理由は、鉛筆の正しい持ち方と箸の持ち方は直結しているからです。
正しい鉛筆の持ち方をベースにすると、正しく箸が持てるようになります。
小学入学前に鉛筆の正しい持ち方と、箸の正しい持ち方をほぼ完成させるという目標を立てると、3年くらいかけてのんびり教えていきたい、というのが私の考えです。
これは私の個人的な見解も大きいので、ご自分のお子さんのペースに合わせて教えていってくださいね。
鉛筆の正しい持ち方の教え方
子供に分かりやすいように、鉛筆の持ち方を教えていきましょう。
子供と一緒にできるように、2本鉛筆を用意してはじめます。
- 鉛筆を人差し指と親指でつまみ上げる。
そのとき、指先ではなく指のはら(指紋がついているところ)でつまむ。 - 中指以下をそえて鉛筆を安定させる。
そのとき、親指が人差し指の下に隠れたり、人差し指の第一関節が曲がったりしないように注意しましょう。
正しい持ち方ができたら、実際に絵や名前などを紙に書いてみます。
正しい持ち方と、そうじゃない持ち方と書き比べてみると、どちらが書きやすいか子供にも何となく分かるはずですよ。
鉛筆の持ち方を教えるのに便利なグッズ
偉そうなことを書きましたが、うちの子はこの鉛筆を使って教えました。
親としても子供に教えやすいので、助かりましたよ。鉛筆が三角になっていて、親指、人差し指、中指をそれぞれどこにおいたら良いのかとても分かりやすいです。
子供が我流で変な癖をつける前に、こういったグッズで先に正しい持ち方を習得させるのもオススメ。
うちの母はいつも「昔はこんなええものなかったよ~。今のお母さんは楽だねえ」
と口癖のようにいいますが。笑
まあ、昔に比べて便利になった分、大変なこともなぜか増えたのよ、、、といいたいですがね。
鉛筆の正しい持ち方ができると箸も上手になる
一本の箸を鉛筆もちして、もう一本の箸を薬指で添える
この教え方でフォームもだいたい完成します。
ですので、どちらかといえば鉛筆の持ち方を時間をかけて丁寧に教えることがベースになります。
お子さんと一緒にお絵描きをしながら、少しずつ練習でいると良いですね。
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